夏休みの交通安全 子供の特性に応じた具体的なルール指導を
うっとうしい梅雨が明けると、子供たちにとって、待ちに待った夏休みが始まります。
学校を中心とした規則的な生活から解放されるために、せっかく身についた交通安全のルールも、とかく忘れがちになります。例年、夏休み中に交通事故にあう子供がふえる傾向にあるのも、そのためです。
夏休みを楽しく安全に過ごし、元気に二学期を迎えることができるように、交通事故にはとくに気をつけましょう。
そのために、お母さん方は次の点に十分注意してください。
▼子供は、一つのことに熱中すると、周りのことが月に入りません。たとえば、ふだん大切にしているボールなどを落とすと、車の往来など眼中になく、拾いに行こうとします。道路を歩くときは、子供の手を握ってしっかり離さないように。
▼子供は大人のまねをします。子供の前ではちょっとした”ルール違反”も禁物です。
▼抽象的なことばで、ああしてはいけない、こうしてはいけない、というよりも、具体的なケースを取り上げて指導するようにしましょう。
▼レジャー先など初めて通る道では、ふだんの生活で覚えた交通ルールが、うまく応用できるとは限りません。とくに注意してください。
▼子供の特性を知ることが大切です。気分が変わりやすく、うれしいときや悲しいときは、そのことで頭がいっぱいになり、他のことにまで注意が行き届かなくなります。気をつけましょう。