読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1979年7月発行 広報よみたん / 9頁

座喜味老人クラブ結成十五周年を祝う 後世に語り継ごう記念誌も発行

座喜味老人クラブ 結成十五周年を祝う 後世に語り継ごう 記念誌も発行
 座喜味老人クラブ友愛会(山内勝次郎会長)では去る六月十七日午後一時から同区公民館ホールで「友愛会結成十五周年記念式典」を催した。
 この日の式典には九〇名近い会員をはじめ、村老連正・副会長、山内村長、新垣村議会議長など多くの来賓も出席して開かれた。式典は、まず開式のことばのあと、山内勝次郎会長が式辞を述べた。山内会長は「私たち友愛会員は明治・大正・昭和の波打つ激動かつ多難の時代に遭遇し、幾多の苦難にも耐えながら尊い人生の大半を費やして来た。時に昭和の大動乱にしてそれぞれの友は散々吾々となって偲ぶよしがしがなかった私達が、今再びここに顔を揃え、この友愛会の広場に集って語る感動の数々、生きていてよかった。まさに人生のドラマを見るようである。今や人生八○歳。この平和な時代に、これからはしあわせいっぱい、残された余生を楽しく過ごして行こう」。と式辞を述べられていた。
 式典後はささやかな祝宴に移り、三味・太鼓の音に心を踊らせていた。中でも、ユニークな踊り「ソーキ骨不足」や青年会員による伝統の棒術披露に会場は沸きに沸いていた。
 一方、十五周年を記念して、一五〇ページ余りの記念誌も発行された。表紙には、護佐丸ゆかりの地とあって座喜味城跡と読谷山花織のカラー写真で、ひときわ美しく飾られているほか、「座喜味の歴史を創った人々」と題して、島袋盛助初代村長など多くの偉人を偲ぶ「声の欄」。また「座喜味の今昔」「座喜味の歴史」「座喜味と戦争」「読谷飛行場工事と私」など、後世に語り継がれる歴史的・資料的に価値ある記念誌も発行された。
 (写真)座喜味老人クラブの結成十五周年記念の祝宴。

※写真は原本参照

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。