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1979年7月発行 広報よみたん / 10頁

喜名老人クラブ専用のゲートボール場開場造成には字内篤志家が協力

喜名老人クラブ 専用のゲートボール場開場 造成には字内篤志家が協力
 「第一ゲート通過!」そのひと声にワァ~と歓喜。威勢のよい声でにぎやかさを見せる字喜名区老人クラブ松竹会(新城朝昇会長)のゲートボール場。老人のスポーツとして人気を呼ぶゲートボールは、喜名区老人クラブにおいても益々活発になるばかりである。
 同クラブは専用のゲートボール場をもち、毎週金曜日の午後例会を開きゲートボールを楽しんでいる。ゲームには毎週五〇名以上の会員が参加、二チームに分かれ交互にゲームを楽しんでいる。中には、八五歳の宮平良補翁も毎週欠かさずに参加。「ワシはまだオールドボーイだ」と、元気の良い所を見せていた。
 同区老人クラブのゲートボール場が開場したのは去る六月上旬。これまで、公民館前広場を利用しゲームを楽しんでいたが、同広場は孫たちの格好のあそび場。やはり、かわいい孫たちには一歩譲らねばと、他の適当な広場探しに奔走していた。その中で、喜名小学校校門前のくぼ地に白羽の矢を立てた。しかしこの一帯は国有地。さっそく区長を通し、関係官庁と交渉に入ったが、同一帯はグリーンベルトの造成計画があって、答は「まかりならぬ」。だが、老人パワーの熱意にほだされ関係機関は暗黙の了解。
 一方、同区の篤志家、屋良朝栄氏(本部採石代表)は造成に必要な石粉を無償で提供。また、比嘉安盛氏は機械力を駆使して積極的に造成の手助け、老人たちから感謝された。
 今では、廃材を利用してにわかベンチも設置。老人の”いこいの広場”となって一段とにぎやかさを見せている。
 (写真)ゲートボールを楽しむ喜名区老人クラブ松竹会の皆さん。毎週金曜日の例会には五〇名余りの会員がゲームを楽しんでいる。

※写真は原本参照

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