21世紀の夢とロマンを求め 人間性豊かな環境・文化村づくりを目指す-読谷ムラおこし講演並びに研究集会-
夢とロマンを求め二十一世紀に向けての新しい村づくりを目指し-。去る七月十八日午前九時から中央公民館ホールにおいて「ムラおこし講演会並びに研究集会」が開かれた。会場には村内各種団体から二〇〇名余りが参加、午前の部の講演に引き続き午後の部のパネルディスカッションに、其々の参加者は真剣な眼差で聴き入っていた。
今回の「ムラおこし講演会並びに研究集会」は平和で豊かな読谷村を築くため、地域に根ざした「ムラおこし」運動を村民参加で実践して行こうとする試みで「ムラおこしシンポジューム」その前段の催として開かれたもので、日本地域開発センター・全国商工会連合会の協力をえて開かれた。この日、午前の部の講演は「地域主義の時代…地域における産業と生活文化の再生」と題し清成忠男法政大学教授が講演、続いて「まちづくりの現状と展望-本土の事例から」と題し森戸哲氏(地域社会研究会代表)が講演。また、岡崎昌之氏(日本地域開発センター主任研究員)は「地域社会研究の歩み…沖縄シマおこし研究交流会議を中心に」と題してその報告を行った。其々の講師は具体事例等を交えながら分かりやすく講演されていた。午後の部では、まず、辻弥兵衛全国商工会連合会長による「新しい商工会をめざして」の講演があり、引き続き山内徳信村長から「読谷村の現状と問題点」についての報告がなされた。
そのあと開かれたパネルディスカッションは「読谷のムラおこしを考える」をテーマにして開かれた。パネラーには曽根信一村文化財保護委員長、源河朝法村商工会長、玉城真順村農協組合長、古堅宗和村漁協組合長、新垣隆読谷山花織事業協同組合の各氏が関係機関に内在する諸々の問題提起を行った。その中で岡崎氏を司会に清成氏、森戸氏、辻氏、山内村長等を交え「読谷ムラおこし」について真剣にパネルディスカッションが展開された。
尚、広報よみたんでは「ムラおこし講演会並びに研究集会」における参加者の雑感として次の各氏に手記を求め特集ページを組みました。講演及びパネルディスカッションの内容等については後日、印刷製本を予定している。
※写真「観光と農業を連結して残波岬一帯の有効利用を 源河朝法(村商工会々長)」は原本参照