誇れる読谷ムラづくりに青年も積極的に参加
上地武昭(読青協会長)
「ムラおこし講演、研究会」に参加することができ、これを企画した主催者に対して心から感謝すると共にぜひ「ムラおこしシンポジュウム」も成功させてほしい。
今回初めての試みとして、村内の各種団体参加のもとに「ムラおこし講演会」が開催されたわけだが、これはあらゆる角度からすごく意義があったと思う。そのひとつに、村内の数多くの団体に対して「ムラづくり」という立場で共通意識をもつ機会をあたえたこと。もうひとつは、これまですべて良いものは、「中央であり、都会であり、大企業である」と考えられてきたものが「小さくて田舎であっても自分達のほこりにおもえるもの」と、地域のよさを見直す機会をあたえたこと、この二点について、私は重要かつ意義のある講演会だったと思っている。
清成教授や森戸氏、岡崎氏、辻氏の全国的視野をもつ講師が、助言してくれたことを参考にしながら、若い情熱をもつ青年から長い人生経験をもつ老人まで、村民総参加による新しい村づくりの為に、知恵を出し合い、本気で考えていくならば、将来、世界に誇れる読谷ムラを作っていくことが可能であると思う。私を含め若い青年達は、自分の目のまわりのことにのみ気をとられ、地域全体の将来のことについて、考えることに対して、非常に消極的であるが、このように夢や希望のもてる話し合いを数多くもっていけば、地域作りに積極的に取り組み、各方面で「ムラおこし」の原動力となり、活気ある村づくりにつながってくると思う。
今後、私達青年が将来に夢をもち、希望のもてるムラづくりの為にも、次回の「ムラおこしシンポジュウム」に大いに期待したいと思います。