読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1979年8月発行 広報よみたん / 7頁

うまく進んでいます? 夏休みの学習プラン

うまく進んでいます?夏休みの学習プラン
 夏休みになったら……と、さまざまな計画をもっていたお子さんたちも、暑さと休みの気楽さから毎日ごろごろしていませんか。不規則なだらしのない生活のクセを放っておくと、それが身についてしまってなかなか直しにくいものです。八月ともなれば、夏休みもそろそろ中だるみといったところでしょうか。どうせ休みなんだからと甘やかさないで、起床や食事の時間など、生活のリズムを整え直したり、思いきって変えてみるのも一案です。あと十五日もある夏休みをどうやったら悔いなくすごすことができるか、二~三ポイントを考えてみましょう。
 最近は山のように宿題を出す学校は少なくなって、学習帳一冊と、あとは自由に研究テーマを決めるやり方が多くなっています。そこで何をやるか、子供さんに計画を立てさせます。
 要は(1)毎日一時間ずつでも規則正しく勉強する習慣を続けること。(2)勉強の内容は遅れている学科を重点にやる。(3)子供自身がやりたいと思う自由研究を一つにしぼってやらせることです。
 今からでも遅くありませんから、まず子供に一日の計画表を作らせます。いっしょに相談にのるのは良いのですが、親が出しゃばらないことが大切です。あくまでも子供さん自身が計画を立てることに意義があるからです。そして上の(1)のためにはお母さん方が、それに合った時間にきちんと食事が出来るよう協力することが大切です。朝食後の九時から十時まで勉強という場合、朝食の仕度が遅れ九時半まで食事にかかってしまったとすると、大人は「それなら十時半までやればよい」と思いがちですが、子供にとって十時以後は別の計画があるのです。食事が三十分ずれたためにもう勉強する意欲がなくなってしまうことが多いのでご任意。たかが三十分、と思わないで下さい。
 ”規則正しい生活”のために食事の時間はきちんと守って欲しいものです。
(2)勉強の内容は、学習帳をやれば一学期の復習になることになっていますが、特に遅れている学科は、むりなく毎日少しずつ基礎学力を身に付けていくようにして下さい。
(3)の自由研究は、普段学校では「これをやりなさい」という形の押しつけられた勉強が多いので、自分で”決め、計画を立て、実行する”ことが大切。
 こうして全体の計画が無理のないものなら、`夏休みが終わる時、子供自身がその成果に満足し、成し遂げた喜びを味わうことでしょう。その時はよくやった、と大いにほめてあげて下さい。

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