読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1979年8月発行 広報よみたん / 7頁

母と子の会話 ほめる 口先だけでは逆効果

母と子の会話 ほめる 口先だけでは逆効果
 「叱るより、ほめよ」とよくいいますが、確かにその通りで、ほめられると子供はうれしいものです。ここに、しつけの大切なポイントがあります。
 しかし、ほめ上手な母親になることは、なかなかむずかしいようです。母と子のコミュニケーションを考える上で上手なほめ方とは、どんなほめ方をいうのでしょうか。
 まず大事なことは、子供がよいことをしたり、なにかを成しとげたりしたときは、その時その場でほめてやることです。時間がたってからでは、せっかくのほめ言葉も効果は半減します。
 子供は、自分の行動なり言動の正しさを認められたことに喜びを感じ、さらにやる気を出すようになるでしょう。
 といって、ほめすぎるのも感心しません。「えらいわね、さすがママの子ね」などと、口ぐせのようにいっているお母さんがいますが、子供にしてみれば”耳だこ”になったほめ言葉からは何の感動も受けないでしょう。安っぽいほめ方は、つつしみたいものです。
 同じほめるのなら、誠実な態度で心の底からほめてやってください。どの程度ほめてくれているのか-子供は敏感に親の気持ちを感じとっています。
 子供は、いつも親から愛されたい、認められたいと、無意識のうちにもそう願っています。子供ならだれしも、よい子になりたいと思っているのです。
 親と子の心が通い合うほめ方-ほめ言葉は親と子の大切な”会話”の一つです。

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