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1979年8月発行 広報よみたん / 8頁

真の生涯教育その課題を求めて-第十回村社会教育振興大会-

真の生涯教育その課題を求めて-第十同村社会教育振興大会-
 地域の連帯性を深め、教育的機能の向上を図るにはどうしたらよいか。をメインテーマに第十回社会教育振興大会(村教育委員会主催)が去る七月十五日午前九時から中央公民館ホールで開かれた。
 大会は、地域に根ざす真の生涯教育その課題を求めて、村内各種団体のリーダー及び村民約三〇〇名が参加して開かれた。
 社会教育振興大会は「昨今の激動する社会情勢の中で、生涯教育の観点から社会教育の重要性が強まっている今日、社会教育の諸条件を整備拡充することは極めて重要である。それぞれの関係者が一堂に集い日頃の活動状況や社会教育上の諸問題について情報交換、並びに研究討議を行い、その解決の方向を見出すと共に今後のより一層の社会教育振興に努める」。とするのが主なねらい。
 ことに、今大会は従前の大会とおもむきを変え、分科会方式からそれぞれ参加者が集団討議できるシンポジューム方式に変えて行われた。
 シンポジュームは今回のメインテーマに基づいて①地域の子供会育成をする方策はいかにあるべきか。②二部の指導者や有識者だけに頼らず、地域の大人が缶起する方策は。③思案投首をやめ、行動を起すには。④我々大人が子供たちのために今してあげなければならないことは。などについて、内在する諸々の点について五名のパネラーが意見発表を行い、聴衆との討論会も行われた。
 今回のパネラーには上地武昭(読青協)比嘉キヨ(村婦人会)糸村昌明(大木公民館長・村子連)渡久山朝敬・伊波邦子(学校関係)がそれぞれの専門分野から意見発表を行った。
 また、記念講演では講師に琉球大学の玉城政光教授を招き「沖縄における教育と発想の転換」と題して記念講演を行った。講演はそれぞれ聴衆を心ゆくまで魅了させていた。中でも、沖縄のことわざや方言なども交え、教育の基本論を具体的にわかりやすく深く掘り下げての講演。時間を感じさせない話術に聴衆は魅了しきっていた。
 尚、今大会で次の各氏が社会教育関係功労者として表彰されました。(敬省略)
 伊波栄純(八二歳)伊良皆
 知花平次郎(七一歳)波平
 新里ナヘ(六九歳)比謝橋
 比嘉好子(五八歳)楚辺
 金城俊子(五四歳)比謝橋
 (写真)第十同村社会教育振興大会。真の生涯教育を求めて活発な討論会がもたれました。

※写真は原本参照

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