古紙回収で子供育成会基金に-字渡ケ次区-
字渡ケ次婦人会(知花美代子会長)並びに、子供会(宮城秀輝会長)では毎週一回使い古しの古紙を回収し、その資金でもって子供育成会の活動基金にあて、子供たちの健全育成を図ろうとしています。
この事業実施のねらいは「資源は有限なり、使い拾て時代に終止符を打とう。併せて、親子の共同作業でもって働くよろこび、物を大切にさせる一石二鳥の効果をねらい」去る六月分ら実施されているものです。この事業は村内で始めての試みで、波及効果は大きくその成果が注目されています。
回収は毎週月曜日に行われ、この日は同区内のチリ回収日。古紙とチリとは別々に区分けされていて、同区におけるゴミの量は以前に比べかなり少なくなっています。ゴミの収集にあたる保健衛生課職員は減量されたゴミに大よろこび。「ゴミの回収は以前に比べハイピッチで進んでいる。ゴミの減量はそれぞれ地域の協力が大切であり、しかも資源の再利用という立場から村全体的な実施を」。と提言していました。
回収日には婦人会、子供会が進んで参加し、辻々に出された古新聞・チラシ・マンガ・ダンボール箱などが山となって公民館に集められています。回収された古紙類は用途別に区分けされ、月一回の割で業者に引き取られています。
知花婦人会長は「子供の健全育成は親子共々に汗を流し働く中で語り合える場が必要です。今度の古紙回収は、資源の再利用と親子で物を大切にする心を培うために計画したものです。かなりの効果をあげることができ、今後も継続していきたい」と話していました。しかし、古紙を回収するにも悩みの種が一つだけあるとのこと。これは、子供に見せてはならない不良雑誌がたまにまぎれ込んでいて、好奇心の旺盛な子供たちはチラッとのぞきこもうとする。この点には出す側としても極力に配慮してほしいと協力を呼びかけていました。