腹話術に大笑い 一人暮らしの老人慰安会
ひとり暮らしのお年寄りに心づくしの手料理を-。と去る九月十四日正午から中央公民館ホールにおいて「ひとり暮らしの老人慰安会」がひらかれた。
これは、村社会福祉協議会が音頭をとり、民生委員、村内ボランティアグループの協力をえて開かれたもの。
この日は約八○名のお年寄りが招かれ、準備された手料理に舌つづみをうち、お隣り同志で語らいながらたのしいお昼のひとときを過ごしていた。手料理は婦人民生委員が腕を振るって朝早くから準備、カボチャの煮付けやトーフアギー・クーブイリチャーなど見るからにおいしそうなメニューだった。一方、お年寄りたちも「マーサヌヤーサイ」を連発、華やいだ雰囲気で満足顔だった。
昼食後は、リオイナミ福祉会の伊波利夫さん等による腹話術や手品、ボランティア趣味の会による踊りなどがあって華やいだ午後のひとときだった。中でも愛嬌をふりまく腹話術のカンちゃん人形には人気が集中。初めて見る腹話術にお年寄りたちは「ウネミジラシムン・おもちゃぬワンニンケイムヌガタイスサ」と不思議そう。ふさがらない口を大きく開き、中には入れ歯をカチカチさせながら腹をかかえて大笑いしていた。
尚、この日の慰安会では各公民館職員がお年寄りの送迎にピストン運行、感謝された。