11日~20日 防犯に村民の協力を 防犯運動を実施
”盗られて泣くより盗られない用心”今年も十月十一日から二○日までの十日間、全国防犯運動が実施されました。
この運動は、年々増加しつつある犯罪を地域ぐるみになって犯罪の未然防止につとめ、地域社会を明るくしよう。とするのが主なねらいになっています。実施期間中は防犯住民大会をはじめ防犯診断、防犯懇談会等の各種行事がもたれることになり、その中で、自主防犯組織の充実強化と、その活動の高揚を図り、関係機関および団体と協力しあって、安全で住みよい地域社会の建設を目指し行くことになっている。
ところで、先に嘉手納署がまとめた、昨年一年間に村内で発生した犯罪白書によると、犯罪発生件数は三三一件となっています。これは昭和五二年に比べ六○件以上も少なくなっていますが、五年前に比べると倍増の発生率になっています。次に罪種別内訳をして見ると、発生件数が一番多いのが窃盗犯で三一四件、続いて知能犯の八件、粗暴犯の五件となっています。窃盗犯のほとんどは「コソドロ」になっています。
窃盗事犯は私たちの身近に発生する犯罪で、被害者側にも「スキ」があるものといわれています。被害の未然防止のためにもしっかりした「カギ」をかけ、心にももうひとつの防犯に対する「心のカギ」をかけるのもより重要ですね。そのことが犯罪の未然防止につながり、犯罪のない住みよい村づくりができるものです。尚、嘉手納署では、犯罪発生の時は、たとえ小さくてもおじけることなく勇気をもって通報していただくよう協力を呼びかけています。
◎盗犯の防止
※留守宅は、おとなりにも必ず頼んでおきましょう。
※怪しい者を見たらすぐ一一○番しましょう。
※二重カギをつけて、防犯ベルを備えましょう。
◎暴力排除
※暴力を見たり、聞いたりしたらすぐ一一○番しよう。
※暴力団にはいかなる名目でも資金を提供しないようにいたしましょう。
◎少年非行防止
※青少年を非行から守り、環境を浄化しましょう。
※シンナー乱用を防ぎましょう。