池原・具志堅さんに感謝状 共同農業普及事業に尽力
三○年間にわたり地域の営農普及及び生活改善のために尽力された-。として楚辺二七○三の二番地池原紀生さんと、高志保二五六の二番地具志堅タケさんに農林水産省農蚕園芸局長から感謝状が贈られた。
これは共同農業普及事業三○周年を記念し、これまで営農普及及び生活改善に尽力された方々の労に感謝するもので、沖縄県からは五名の方々に贈られた。感謝状の贈呈は、去る九月十一日午前十一時から役場・村長室で行われ、中部農業改良普及所の伊波重雄所長から伝達された。
池原さんは、これまで読谷普及事業連絡協議会長を永年つとめ、村内の農業普及改善に常に先頭に立って活躍し、後輩の営農指導に尽力された。現在、養豚のかたわら県の営農指導士でもある。一方具志堅さんは、農家生活の改善運動先駆者として広く知られている。よりよい農村社会を求め、過去の悪い生活習慣を打破し、農村社会に家計簿記帳の運動を展開するなど暮らしの中の工夫を求め尽力された。
晴れの感謝状を受与された池原・具志堅さんは「最良の日です。これからも後輩の良きアドバイザーとして頑張りたい」。と話していた。
本村における農業関係者の国サイドによる表彰者は、過去に昭和四三年「明治百年祭」において、農林漁業先覚者顕彰として楚辺出身の故・比嘉牛さんと比謝出身の故・佐久川盛助さんが全国百人顕彰に選ばれた。
故・比嘉さんは、さとうきび「読谷山種」故・佐久川さんは、さつまいも「佐久川いも」の改良普及で知られ戦前の農業先駆者として県下で広く活躍されていた。
(写真)感謝状を受け、よろこびを語る池原・具志堅さん。
※写真は原本参照