読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1979年10月発行 広報よみたん / 10頁

あなたのやさしさを隣人に これが赤い羽根共同募金運動です

あなたのやさしさを隣人に これが赤い羽根共同募金運動です
 小さな愛のわかる人……そうです……あなたです。今年もさわやかな秋風にのって「赤い羽根共同募金」のシーズンがやってきました。
 この運動は、みんなが少しずつお金を出し合うことによってみんなが幸せな毎日を送れるようにとの願いを託し、また、福祉施設を充実させよう。とのねらいで全国一斉に、十月一日から三十一日まで一ヶ月間に渡り実施されています。
 共同募金運動は、県共同募金会が音頭をとって行いますが、本村においては村社会福祉協議会が中心になり、村民の善意の募金活動を広く展開します。これらの村民から寄せられた善意は、一応県募金会に納付されますが、そのほとんどは村社会福祉事業の充実の基金として配分されています。村社会福祉協議会ではその配分金でもって、子供あそび場への遊具の設置補助など多種多様にわたり、福祉事業充実のために役立てられています。
 ところで、昨年村内における赤い羽根共同募金活動の実績をみてみると、目標額二百十七万四千円に対して、村民から寄せられたあたたかい善意は二百六十四万円でした。その達成率は百二十二%の好成績を納め、共同募金活動に対する村民の理解の深さが伺えました。また、村社協への配分金も百九十二万六千円になり、その配分金でもって児童福祉費に九五万円、障害児(者)福祉費に三○万円、母子福祉費に二○万円、その他村民福祉充実のために役立てられてきました。
 このように、赤い羽根共同募金は地域社会の福祉の充実に役立てられてきています。こうした中で、今年の共同募金目標額を三○○万円五千円設定し、戸別、職域、学校などにおいて広範囲に募金活動を展開します。
 社会福祉へのシンボル”赤い羽根”は、たとえ小さくともみんなが小さな力を寄せあえば、大きな福祉の力となって恵まれない人たちに心のさわやかさを与えることができます。
 村社協では村民の心あたたまる善意を呼びかけています。あなたの胸にもどうぞ”赤い羽根”をおつけ下さい。

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