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1979年11月発行 広報よみたん / 3頁

国民健康保険 税の納め忘れございませんか十一月は納税促進月間です

国民健康保険 税の納め忘れございませんか 十一月は納税促進月間です
 十一月は国民健康保険税納付促進月間(~三○日まで)になっています。これは、国民健康保険税について納税義務者の理解と認識を深め、納期内の自主納付を促すと共に、とくに滞納保険税の完納連動を展開して、国民健康保険税の収納率を高め国民健康保険事業の円滑な運営を図ることを目的として実施されるものです。期間中に「国保相談コーナー」や各種催し物を行い、納税義務者への納期内完全納付、未納保険税の早期納入のご協力を呼びかけて行くことになっています。
 国民健康保険制度は村民の生活に深く根ざし、なくてはならない制度となっています。ちなみに、本村においては、全村民の五六%が国民健康保険に加入し、さらに世帯については六三%が国保への加入世帯です。この制度は会社などの健康保険や他の医療保険に加入してない方にとって、なくてはならない制度であり、病気やケガなどによる不時の出費に対して、ふだんから保険税を出し合い万一に備える相互扶助の制度です。
 こうして国民健康保険制度は相互扶助の精神を基調にして制度化され、健康で文化的な生活を維持しようとする社会保証制度の一つでもあります。
 だが、国民健康保険財政をとりまく現状はというと、昨今の医療費等の値上がり等で依然としてきびしいものがあり、納税義務者の負担はかなり割高になっています。その中で、納税義務者の国保税納付状況は、というと決して良いとはいえないようです。
 ところで、役場・保険年金課がまとめた昭和四九年度~五三年度までの五ケ年間にわたる国民健康保険税未納付状況調べによると、総額にして二千八十七万五千六百九十円の未収令があります。ことに、行政区未加入世帯の収納率が悪く構成比で二五%となり、国保税滞納額の四分の一を占めています。続いて楚辺の十二%、瀬名波の十%と続きワーストスリーとなっています。
 次に昭和五三年度の徴収状況についてみると、牧原の一〇〇%完納をはじめ十六ケ字で九〇%以上の高い納付率を示しているが、納付率の悪い上位三位は行政区未加入世帯・大木・瀬名波となっています。
 国民健康保険は私たちの身近にある社会保障制度の一つであり相互扶助を基調として国保財政は賄われています。より健全な国保財政をめざすには、国保税の完納からはじまります。十一月の「国民健康保険税納付促進月間」を機に国民健康保険について考えてみましよう。
 尚、十一月は国民健康保険税第三期分の納期となっています。納付通知を受けましたならば、期限内に納付していただきますようお願いいたします。

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