座喜味地区農村基盤総合整備事業 豊かな農村生産基盤の整備をめざし 昭和54年度事業着手
座毒味地区農村総合基盤整備事業、昭和五四念度分事業の起工式が去る十月三日午後四時から喜名田原の圃場整備計画現地において行われた。起工式には事業施工業者、同事業の推進委員、村当局が出席し、おごそかに工事の安全祈願を行った。
同事業の昭和五四年度事業概要をみると、これまで進められてきた前川原一帯の圃場整備の残り分一部と、座喜味集落内道路の整備が行われることになっている。圃場整備については五・六ヘクタール。集落内道路については三五五メートルが整備される。これら事業の請負額は圃場整備については五千万円で山内土木が請負、来年三月十五日の竣工を予定している。一方、集落内道路については棚原土木が九八○万円で請負、来年二月末日の竣工予定で工事は進められている。
昭和五一年度からスタートした「座喜味地区農村総合基盤整備事業」は着実に事業は進行している。当初計画による同事業は昭和五四年度を最終年度として進められてきたが、諸般の事情等で、事業計画は一年延長され、昭和五五年度を最終年度として進められている。一方、事業費総額は当初三億円を予定していたが、諸々の事情等で三億七千六百万円にふくれあがり、いかに規模の大きな事業であるかが伺える。
この事業のねらいは「農業生産性の向上をはかると共に、健全な農村社会の建設をめざし」市町付を単位として進められている事業で、県内でははじめての事業導入であった。同事業の竣工後は座喜味喜名田原一帯の十八・一ヘクタールの耕地と座喜味部落内道路三千二百メートル(十二本)、部落内排水路五六三メートル、農業用排水路一千四百メートルが整備されることになり、文字通り農業生産基盤、生活環境基盤が整備され、その竣工がまたれます。
(写真)重機類を最大投入、圃場整備にエンジン全開。
※写真は原本参照