注目された衆議院選挙 投票率は87・18%
八○年代の国政の動向を占う選挙として注目された衆議院選挙は十月七日午前七時からいっせいに投票が開始され、本村においても五ヶ所の投票所で有権者の良識の一票が投票された。この日は好天に恵まれ、有権者の投票所への出足も早く、最終選管発表の投票率は八七・一八%であった。この数値は有権者総数一万五千九百三十七人の内一万三千八百九十四名が投票したことになります。
今回の衆議院選挙は八○年代の政局を大きく左右する選挙として注目され、公示前から壮烈な戦いの前哨戦が展開されていたこともあって、八○%強という高い投票率は有権者の選挙に対する関心の程が伺えた。ことに本村は郡部の中でも大票田に部類し、しかも前回の昭和五一年衆議院選挙時の有権者総数より一千七五名も増え、各々の候補者は一票を求め熾烈な選挙マイクが秋空に大きくこだまし、日頃の静かなたたずまいをかき消すかのようで、駆け抜ける選挙カーはいかに重要な選挙であるかを裏付けていた。
戦い終った翌日は、中央公民館ホールで開票事務が行われ、左記の得業結果になった。(得票順・敬称略)
☆上原康助(日本社会党) 四、七一一票
☆国場幸昌(自由民主党) 二、○八八票
☆小渡三郎(自由民主党) 一、八七五票
☆玉城栄一(公明党) 一、七八七票
☆瀬長亀次郎(日本共産党) 一、七八二票
☆大城真順(自由民主党) 七七七票
☆安里積千代(民社党) 四八九票
☆外間清隆(労働党) 一四○票
☆翁長助裕(新自由クラブ) 一○三票