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1979年12月発行 広報よみたん / 7頁

オオーすごい!一鉢に百十三個の大輪-千輪仕立菊花-

オオ~すごい!一鉢に百十三個の大輪-千輪仕立菊花-
 「ワァ~きれい。これはみごと!」絶讃の讃美を受ける菊花が今、村立診療所を訪ずれる村民から人気を呼んでいる。
 この菊花は「千輪仕立」と呼ばれ、役場・保険年金課の知花邦夫さんの作品。先の沖縄県菊花コンクールではみごと金的をいとめ、県知事賞にも輝いた。千輪仕立は診療所ロビーに展示され、色あざやかに優雅に咲き誇り、一輪の直径は十五センチ。一鉢になんと百十三個の大輪を咲かせる優雅さで、訪れる村民の目を楽しませている。それぞれの人々は口々に「見ているだけでも病気が治るみたい」。と語り、診療とは裏腹に菊花観賞会にでも来ているみたい。色あざやかな菊花に魅了きればなしだ。中には、口コミで伝え聞き千輪仕立の観賞に訪れる村民もいて、診療所ロビーは時ならぬにぎわいを見せている。
 知花さんが菊花づくりに取り組んだのは三年前だとか。菊の美しさに魅了されたのが菊花づくりのきっかけだといい、千輪仕立は今年から始めたという。菊花づくりの中でも千輪仕立はとくに難しいときれ、知花さんは朝夕我が子を育てるが如く、管理に傾注したという。その努力がみごとな花を咲かせたと知花さんは喜んでいた。
 また、知花さんのもう一つの千輪仕立が役場ロビーに展示され、来客の目を楽しませている。役場ロビー内の千輪仕立は一坪余りもあり、その中に大輪の菊花六四輪が色あざやかに咲き誇っている。-ご来庁の際はぜひご観賞ください。
(写真)ワア~すごい一鉢になんと百十三個の大輪を咲かせた菊花「千輪仕立」と呼ばれる。診療ロビーに展示され訪れる村民の目を楽しませている。

※写真は原本参照

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