読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1979年12月発行 広報よみたん / 7頁

母と子の会話 テレビ自分でコントロールできる自主性を育てよう

母と子の会話 テレビ 自分でコントロールできる自主性を育てよう
 子供たちにとって、テレビは生活の一部といってもよいほどで、ほうっておくと何時間でも見ています。ちょっとやそっとでは離れられないような魅力が、テレビにはあるようです。
 そこで、毎日の生活の中で何時間、どのような番組を見させ、子供の成長にプラスさせていくかがお母さんにとって大切なテーマになります。
 まず、視聴時間-つまり一日にどのくらいの時間をテレビにあてるのが適当かということですが、これはいちがいにいえない問題です。
 年齢や家庭環境、生活のパターンなどによって違ってきますが、仮に時間を決めるときは、子供との納得ずくで、しかもお母さんとの”約束”という形にするのか一つのやり方です。
 また、”時間制”ではなく、見る番組をいくつか決めておくのもいいでしょう。
 いずれにしても、ダラダラといつまでもテレビにしがみついているのではなく、テレビ視聴を自分でコントロールできる自主性が育つように気を配りたいものですね。
 さて、番組の選択ですが、子供には、子供の世界と生活がありますので、一方的に「マンガはダメ」とか「活劇はよくない」といった、おとなの尺度を押しつけるのは感心できません。
 おとなの目にはくだらない番組と映っても、子供にとってははげましになったり、がまんすることを覚えたり、情感を豊かにする内容のものもあります。
 また、番組の一部に感心できない点かあったときなどは、子供がそのままうのみにしないように話し合う機会を持ちましょう。そうすることで、母と子の会話のチャンネルがまた一つ増えることにもなります。
 テレビの普及が家庭だんらんの場を奪った-などといわれて久しいですが、これもお母さんの工夫一つで、逆にテレビをだんらんの素材にとりあげることもできるのではないでしょうか。

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