体の不自由な人々に理解と協力を
体の不自由な人々は現在、全国で二百万人を超えると推定されています。
今年は、身体障害者福祉法が制定されてから三十周年を迎えました。これを記念して、全国各地で十二月いっぱい「身体障害者福祉強調運動」が展開されます。
体の不自由な人々が、そのハンディキャップを乗り越え、各種の社会活動に積極的に参加し、より豊かな人生を歩んでいけるような社会づくりを進めることこそ、健康な人たちの義務といえるでしょう。
「困っている人がいれば、お手伝いしたい」というのは、人間としてのごく自然な気持ちであるはずです。温かい心づかいで体の不自由な人たちのお役に立ちたいものです。
そして、障害者の方が困っているのを見かけたら、まず声をかけて、何をしてほしいかをたずね、積極的に手助けするようにしましよう。
ボランティア活動に参加しよう
体の不自由な方々の日常生活を助け、社会参加できるようお手伝いする方々として、ボランティア活動があります。
たとえば、点訳奉仕、手話奉仕、家事手伝いや介護、施設訪問などがそうです。
参加を希望される方は、村役場、または近くの福祉事務所におたずねください。
なお、このようなボランティア活動を広めるために、社会福祉協議会が中心になって、各地にボランティア・センターの設置を進めています。
何よりも大切なことは、体の不自由な人々に対するわたしたち一人ひとりの理解と協力なのですから。