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1980年2月発行 広報よみたん / 6頁

パレードで注意を喚起 昭和五五年出初め式 消防本部

パレードで注意を喚起 昭和五五年出初め式
 一九八○年の年頭を飾る村消防本部恒例の出初め式が去る一月六日に行われた。
 出初め式は防災祈願を行う年頭の行事であり、この日は朝九時から伊波宗盛消防長以下四八名の消防士・消防団員が勢ぞろいする中で「火災ゼロをめざす」村内祈願パレードを行った。
 引き続き午後一時から読谷小学校グラウンドにおいて、恐ろしい火災から村民の財産を守ろ決意もあらたに日頃の防災訓練の成果を披露した。出初め式には村議会議員、各字区長など多数が参列、その中で山内村長、伊波消防長、棚原消防団長による服装点検巡礼があり、そのあと消防士全員による礼式披露が行われた。
 礼式披露は山内一夫司令補指揮のもとで一糸乱れぬきびきびした礼式披露が行われ、詰かけた参列者から拍手喝采を受けていた。また、実践さながらの見事な消火訓練、レインジャー救助訓練の披露も行われた。ことに、車輌火災を想定しての消火救出活動の訓練披露では、それぞれ参列者は一様に手に汗を握る興奮の連続。一歩誤まれば消防士の一命をも危ぶむ救出活動は、たとえ訓練とて消防士は真剣そのもの、本村のファイヤーマンとして知られる消防士たちの身軽さはさすがだった。中でも、燃えさかる二台の車輌に工作車をくり出して救出作業するあたりは、さすがといいようがなく、参列者から盛んな拍手を受けていた。
 また、引き続き開かれた出初め式式典において、永年勤続優秀消防団賞として当山弘分団長、知花敏和分団炎が県消防協会から表彰された。
 (写真)スワッ!車輌火災ダ黒煙をふきあげ災上する車に決死の消火活動訓練。一歩誤まれば人命をも失す消火活動は、たとえ訓練とて真剣そのもの。

※写真は原本参照

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