暮らしの中の火災原因 くれぐれもご用心を
すべてを灰にしてしまう火災-この原因の七~八割はちょっとした不注意からなのです。
いうならば、日々の生活の中に「出火原因」は無数にころがっているといえましょう。お風呂の消し忘れ、こたつやアイロン、ドライヤーなど電気器具のつけっぱなし、たばこの火の不始末、石油ストーブを点火したままの給油、ベンジン、スプレーなどの火気への接近など、数えあげたらきりがないほどです。
特に、いたずら盛りの幼い子供のいる家庭では「火遊び」にも十分注意してください。
幼い子供にとっては、マッチやライターのパッとした炎はひとつの”魅力”としてうつるようです。
お母さんが家事に追われている時など、こたつの上にマッチやライターが置いてあると、子供は、つい”日ごろの夢”をかなえたくなって、いたずらする場合かありますから気をつけましょう。
マッチやライターなど、火の元になるものは、ふだんから子供の手の届くところには絶対置かないように注意しましょう。
特に二月は、空気が非常に乾燥していて強い風か吹くことも多く、そのうえ暖房器具を使う時期でもあります。ありがたくないことに、二月はまさに三拍子そろった”火災シーズン”といえるでしょう。二月二十九日から存の全国火災予防連動が行われます。火の元には、くれぐれもご注意を-。
ところで、先に村消防本部がまとめた昨年一年間の火災発生状況調べによると、昨年は三〇件の火災が発生し、内九件が建物火災になっています。その損害は二九〇万円になるようです。原因別では火入れの失火によるものが多く、ちょっとした注意のたりなさが火事の原因になっています。また、たばこ火の不始末、ガスコンロの失火、子供の火あそびも火災発生の原因になっています。
火災はちょっとした不注意から私たちのかけがえのない財産をすべて灰と化してしまいます。「しまった」では、もう遅いです。火の元にはくれぐれも「火の用心!」