読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1980年3月発行 広報よみたん / 1頁

広報よみたん 55/3 No.242 人口 今期も120トンを生産予想 篤農家の素顔山内正俊さん(宇座)

広報よみたん 55/3 No.242
人口
昭和54年12月末日現在
世帯数  5,973戸
総数   26,492人
男    13,073人
女    13,419人
役場-09895-8-2201
消防-119:8-3933
発行:読谷村役場企画課

今期も120トンを生産予想 篤農家の素顔山内正俊さん(宇座)
 きび作農家にとって、今が一年中で最も忙しい日々である。日曜祭日ともなれば、春らんまんな日差しの中に、一家総出できび搬出作業に汗を流す光景は何かと微笑ましく、一家団らんの深みある心の豊かさを感じさせるものだ。
 ところで、広報カメラのレンズがとらえた「時の人」にズームアップしてみると、今年も一二○トンのきび生産高を見込む山内正俊(宇座)さんにカメラのレンズを向けてみた。
 山内さんは村内では数少ない専業農家の一人だ。毎年一○○トン以上のきびを生産し、しかも養豚、ビニールハウスを組み合わせた理想的な複合経営農家である。村内ではトップクラスの篤農家だといわれ、「ヤアニンジュウチスラーチ」(家庭円満)と地域の評判は高い。
 山内さん一家の農作業は分業制で行い、さとうきびと養豚は正俊夫婦が担当し、施設園芸(六○○坪)は長男の正伸さんが管理している。また、二男の正さんが農業後継者として正俊さんの畑作経営を引き継ぐといい、村内きっての模範篤農家だといえよう。
 正俊さんは来年還暦を迎えるが、鍛えあげられた体は筋金入りだ。「まだ若い者には敗けんゾ」と豪語するあたりは、まさにウザンチューの代表格である。
 村内きび作農が目指すは一○○トン産出が夢であり、山内正俊さんを目標にして、きび作に取り組む農家はとかく多い。

※写真は原本参照

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