昭和55年度 村の予算などを成立-第80回村議会定例会-
去る三月十二日に開会された第八○回村議会定例会は三月三十一日、本会議を開き「読谷村税条例の一部を改正する条例」他二件を処理し、二〇日間にわたる村議会定例会会期の全日程の幕を閉じました。
今議会は八○年代初年度の議会定例会であり、村当局からは昭和五五年度一般会計予算案をはじめ、二十四議案を提案。その他に陳情二件、諮問三件などが審議に付され慎重審議の中で処理されました。その結果、原案可決二十二件、修正可決一件、同意一件、採択二件、決議一件、を可決成立させました。
第八○回村議会定例会(三月議会定例会)は通称「予算議会」とも呼ばれ、四月一日から執行される昭和五五年度村の予算などが主として審議されました。ことに議会初日の冒頭、山内村長は十七頁からなる昭和五五年度施政方針の演説を行い、それぞれ議員の協力を求められた。施政方針は、新年度予算の裏付けとなる重要な「カギ」を握るだけに、各々議員は山内村長の施政方針一句一語ごとくい入るようにその説明を受けられていました。
一方、村議会は昨年末発生した米軍による住民地域における落下傘降下事故、及び旧読谷飛行場内における一連の米軍落下傘降下演習を重視し「旧読谷飛行場用地の所有権回復、並びに米軍落下傘降下演習の撤去に関する要請」を決議した。また、昭和六二年に本県で開催される第四十二回国民体育大会の開催につき、本村へ国体会場誘致に関する要請決議案も提案されたが、同決議案については多くの研究課題を残すだけに、村議会内に「国体関係調査特別委員会1(八名で構成)」を設置し、その中で同決議案は継続審議されることになりました。
※表「村税の村民1人当り負担額及びその割合(当初予算)」、「昭和55年度で実施される主な事業」は原本参照