特例納付 いまならまにあう!昔の保険料が納められます6月30日が期限
沖縄県における国民年金制度は昭和四五年に創設され、以来この十年の間に着実に発展してきました。本村においても六、五四一人の方が国民年金に加入し村人口の四人に一人は国民年金への加入者だといえます。
一方、村内で国民年金を受給なされている方は、拠出年金の部で一、○一九人。福祉年金の部で一、三八二名(別表参照)もいて両方合わせた年金受給額は六億七千二百九十一万五千円にもなります。ちなみに国民年金加入者が納めていただいている年金の掛金は総額で約二億六千万円。これからして二・五倍の年金がそれぞれ受給者の手元に還元されています。
ことに老齢年金については(拠出・福祉)二、〇六三名の受給者がいて、その年金額は約五億四千六百万円にものぼり、老後の生活の支えになっています。老齢年金はそれぞれお年寄りたちが自由に使えるお金とあって、今では孫たちから一番人気の的「じいちゃん・ばあちゃん」スキッとだきつく最近のチャッカりちびっ子も多く、心の触れあいは何かと微笑ましい光景で、国民年金制度はそれぞれのお年寄り方から大変喜ばれています。
国民年金は、60歳までに25年(としをとった人は10年~24年)加入しないと年金をもらえません。そのため、加入の手続が遅れたり、保険料を納め忘れていて、年金をもらえないと、あきらめている人はいませんか。
でも、あきらめないでください。こういう人でも無年金者にならないようにいまから加入の手続をして、保険料をさかのぼって納めれば、年金をうけられる特例ができたのです。
拠出年金受給状況(54.8月末)
老齢年金 944件 280,552,300円
障害年金 30件 16,730,000円
母子年金 38件 17,561,336円
準母子年金 1件 478,000円
遺児年金 1件 478,000円
寡婦年金 5件 619,800円
合計 1,019件 316,419,436円
福祉年金受給状況
老齢年金 1,119件 268,560,000円
障害年金 230件 77,640,000円
母子年金 33件 10,296,000円
準母子年金 - -
遺児年金 - -
寡婦年金 - -
合計 1,382件 356,496,000円
こんなかたはすぐ手続きしましょう
①農業・漁業・商業などの自営業者
②従業員5人未満の事業所で働く人
③サービス業・自由業の人、など
20歳から59歳までの日本国民で厚生年金、船員保険、共済組合に加入していない人は、原則として国民年金に必ず加入しなければなりません。まだ加入の手続をしていない人は、すぐ手続をしてください。
こんなかたが特別納付できます
●つぎのかたは、保険料をさかのぼって納められます。
①国民年金に加入しなければならない人が、加入の手続をしなかったとき(さかのぼって加入して、保険料を納められます。)
②国民年金に加入しているけれども、保険料を納め忘れた期間があるとき
③現在は加入していないが、まえに納め忘れの保険料があるとき
●ただし、サラリーマンの奥さんなど任意加入の期間については、特別納付することはできません。
保険料は一月四、○○○円 55年6月30日が期限です
保険料をさかのぼって納められる特例は、昭和53年7月から56年6月30日までの2年間です。
この特例で、さかのぼって納められる保険料は、一月当り四、○○○円です。まとめて納めることもできますし、2年の間に分けて納めることもできます。
手続はかんたんです
加入の手続も、未納の保険料を納める手続も、印かんをもって、あなたが住む村役場の窓口へおいでになれば、かんたんにできます。
※イラストは原本参照