読谷村の未来像 古堅小枝6年生 上運天均 (第4回公民館まつり文集から)
現在、読谷村は、どうあるのでしょうか。そして、未来はどうあるべきなのでしょうか。ここに、現在の読谷村の実態をみつめ、それをいかに改善していくべきかをまとめてみました。
「米軍撤去、演習やめろ。」という声が、最近増えてきています。これは、昭和四十年に起きた、隆子ちゃん事件を初めとする、十数回の事故によるものからです。アメリカ軍のパラシュート降下演習の際、それが目的地を外れて住宅地へ落ちてくるわけです。昨年の十一月に、ニューハイツにパラシュートが落ちるという事件がありました。この付近を、ぼくはよく通ります。このように、自分自身も危ないのです。こんな、スカイラブの破片が毎日落ちてくるようでは、安心して夜もねられないわけです。このような危険な演習は即時中止を願いたいものです。
昔の比謝川は、大きなこいもいて、底の石をとる勝負をしたぐらいきれいだったよ。これは、父が話してくれたことです。しかし、今は、比謝川といえば「汚い」というイメージが浮かんできます。それくらい汚れているのです。この比謝川が汚れているということは、直接漁業にもかかわってきます。比謝川から流れ出た汚水が渡具知、ソベ、都屋といって海を汚します。川から流れ出る汚ない水これが海の動物を少なくする原因の一つといえるのではないでしょうか。ですから、比謝川をきれいにする会にぼくは大賛成です。
読谷村に工場が建ちならび緑が少なくなっていく。ぼくは、こんな町よりも農業を中心として発てんしいく村の方を好みます。村民も同じ考えだったのでしょう。旧飛行場に工業団地を造りませんでした。読谷村は文化村ですが、これからは農業の文化村になってもらいたいものです。現在で積まなければ未来は育ちません。現在から未来へ積み重ねて、すばらしい村にしようではありませんか。
※写真は原本参照