新垣秀吉氏(前村議会議長) 県議会議員に初当選
八○年代前半の県政路線の動向を占う県議会議員選挙の結果は西銘県政有利の展開結果となって県民の審判は下された。
先の県議会議員選挙は正月二七日に告示、六月八日に投票された。その間、県内は選挙一色、同時に国政選挙とかちあい、街から村へと隅々にいたるまでボリーュム全開の選挙カーはそれぞれ有権者へ声高らかに信任の声を呼びかけていた。また、真夏並みの暑さも苦にせず、それぞれの候補者は東西奔走。最徒の最後まで支持を呼びかけていた。
ことに中頭郡区においては定数六名に対し八名が立候補、小数激戦の中で燃列な戦いが展開されていた。その結果、本村では有権者総数一六、一二九名の内一四、〇六七名の投票者で投票率は八七・二二%のかなり高いものであった。その中で本村出身の新垣秀吉氏が五六%に当る七、七八一票を集票、圧倒的強みをみせて、中頭郡区では最高得票で初当選を果たした。
続いて、本村での得票ベストスリーは憐町出身の村山盛信氏が三、五一七票(二五%)、瀬良垣守正氏(石川)が一、〇四〇票(七%)を得票し木村での上位得票者となっていた。
今回の県議会議員選挙で初当選された新垣秀吉氏のプロフィルを紹介すると、氏は字波平出身で大正九年十二月二十一日生(五九歳)。議会活動においては昭和三四年読谷村議会議員に初当選。三期連続当選を果たし一期間休んだあと、昭和四九年から再び村議会活動に専念した。また、四期目当選と同時に村議会議長に就任、県議会議員立候補するまで村議会議長の要職にあって、通算で五期目を数えていた。
※表「村内での県議選挙候補者別得票数」は原本参照