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1980年7月発行 広報よみたん / 8頁

こどもたちに夢のひろば 観音堂児童公園開園

こどもたちに夢のひろば 観音堂児童公園開園
 本村の公園計画の一環として進められてきた四番目の児童公園「観音堂児童公園」(喜名在)が先に完成。その開園式が去る六月四日午後五時から同公園内でにぎやかに開かれました。
 開園式には喜名・親志の児童三五〇名はじめ、村当局、村議会、区長会など多数が出席して開かれました。それぞれの児童たちは首を長くして開園式を待っていたとあって、この日の開園式は大にぎわい。中には開園式を待ちきれず、友だち同志で長いスベリ台を初スベリ、またブランコ、シーソー場でも笑い声いっぱいの開園式場となっていました。
 式は公園入口に採られた紅白のテープを山内徳信村長、波平彰喜名区々長、それに平良裕人児童代表によるテープカットで堂々開園。一瞬、後方に陣取っていたこどもたちから「ワー」とひときわ大きな歓声が沸き立ち、中には「バンザーイ」と大きな声を張りあげ、かだだ中で喜びを見せるこどもたちも多かった。式典は全員が公園内に入場を待って始まり、棚原栄福建設課長による経過の報告を受けたあと、山内村長はじめ多くの方から来賓祝辞。また、児童代表として平良祐人君、我如古里香さんからもお礼のことばがあり、ひとまず式典を終えました。一方、こどもたちには大きな紅白マンジューが配られ、二重のよろこびを体中で現わす姿はまさに二十一世紀のホープたるたくましさを見せていました。
 観音堂児童公園は本村の都市計画法に基づく本格的な児童公園です。同公園は由緒ある喜名観音堂一帯に位置し、その広さは四、一〇〇平方メートルと拡大なものです。園内にはリズムステップ、ブランコ、ムーンクライミング、スベリ台などの遊具の外に、クジャクバト、パンダなどの造形動物も随所に置かれ、こどもたちにとって、格好の夢のひろばとして人気を呼んでいます。一方、琉球松の緑の木々は涼を呼ぶ木蔭をつくり、子守りがてらに集まってくるお年寄りたちにとっても格好のコミニケーションづくりの場となり、お年寄りたちにとってもいこいの広場になっているようです。
 尚、同公園は三千四百二〇万円の総事業費をもって竣工し、工事の施行は山内土木によって進められてきました。
 本村における公園づくりは着々と進められています。今年度においては大木地内(徳武者)で進められ、五六年度事業で牧原地内、五七年度事業で楚辺地内での事業計画をもち、また五八年度以降に座喜味地内での公園づくりを計画しています。

※写真「ワァーぼくたちの公園だゾー喜びいっぱいの子どもたち」は原本参照

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