望ましい親子の人間関係を模索 第11同村社会教育振興大会
「望ましい親子の人間関係はどうあればよいか」「地域の連帯性を深め、教育的機能の向上を図るにはどうしたらよいか」-を討議テーマとした第十一回村社会教育振興大会(村教育委員会主催)が去る六月十五日午前九時から読谷小学校体育館で開かれた。
これは、めまぐるしく激変する社会情勢の中で、地域の大人に負わされている責任は大きく「今の若者は」とか「今のこどもは」という前に、その目を内に向け、大人の内省を試みるための話し合いの場とし、そこから何かの行動が起こることを期待し、今後の地域発展のため社会教育の振興を図りゆくことをねらいとして開かれたもの。
この日の大会には村教育委員はじめ、PTA会、子ども会役員並びに同育成会など二〇団体から四〇〇名余りが参加し、統一された討議テーマのもとで活発な意見交換が行われていた。ことに分科会は共通テーマをもとに五分科会に分かれ、それぞれの分野で真、剣な意見が飛びかい分科会ごとに集約され、全体会議の中で報告、討議された。また、記念講演では県教育委員会教育主事の新城捷也氏が「ヨーロッパの青少年教育……成人の責任において」と題して講演、それぞれの聴衆はメモをとりながら熱心に聴き入っていた。
尚、今大会で社会教育関係功労表彰として個人の部で三人。そのほかに三団体が表彰された。
表彰者は次の通り
◎大湾竹氏(渡具知)
◎石嶺伝夫氏(比謝)
◎松田武雄氏(座喜味)
団体の部
◎波平こども会
◎瀬名波こども会
◎高志保青年会
※写真は原本参照