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1980年8月発行 広報よみたん / 5頁

母と子の会話 小遣い 自主性を育てる配慮を

母と子の会話 小遣い 自主性を育てる配慮を
 子供に、どのように小遣いを与えるか-これは、しつけの重要なテーマの一つです。
 子供は、小遣いを通して、お金の価値はもとより、上手な使い方など、いわゆる金銭感覚を身につけていきます。と同時に、自分の生活を自分で”管理”するうえで必要な自主性や計画性も養われます。
 その意味では、小遣いは、子供自身が自分の欲望をコントロールしながら、自らの選択のもとに自由に使えるようにしてあげるのがよいでしょう。
 毎日、少しずつ小遣いを与えるのは、子供にとっても計画の立てようがなく、その日暮らしのような浪費ぐせをつけてしまうことにもなりかねませんので、その点は気をつけましょう。
 そうはいいましても、小遣いの”自主管理”は小学校三年生ぐらいからで、それまでは、お母さんがそのつど与えるなり、欲しいものを買ってあげるのがよいでしょう。
 小学校も三、四年生になると、”月給制”や”週給制”による予算生活を送らせるのが、子供のしつけの点からも、よい効果を生みます。
 使い方については、あまり細かいことまで差し出がましく干渉しないで、自主性を育てるように配慮をしながら、上手なお金の使い方と貯蓄の大切さを理解させるようにすることが大切です。

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