自慢のやさいなどズラリ展示 -第10同村老人文化作品展-
村老人クラブ連合会(金城松義会長)主催、第十回文化作品展が去る七月二八日午前九時から中央公民館ホールで開かれにぎわった。
展示会には、クラブ員が丹精を込めて育て、つくりあげた農産物はじめ、盆さい、民芸品、農産加工品なで約二〇〇〇点余りがところせましに展示され、参観者の目を楽しませていた。
それぞれの作品は各コーナーごと盛況を呼び農産物コーナーでは年ごとに老人の研究熱心な成果が見られた。ことに農産物コーナーでは、市販では手にすることができない最高級の野菜類がズラリと展示されていた。参観者の中には来年こそはと意気込む老人の姿も多かった。また、生花コーナーには五〇点余りの生花が会場を彩り、老人の多彩な趣味にびっくりする参観者も多かった。
一方、老人たちの生活の知恵にはまさに舌を巻く。ことに、近年家庭菜園が少なくなりつつある中で、箱庭でも「こうすれば新鮮な野菜がつくれます」。とアイディアを提供、婦人の間から人気を呼んでいた。また、肥料袋を利用した雨ガッパはまさに資源の再利用、そのお手本だった。どこにでもある肥料袋を四~五枚組み合せ、さとうきび搬入のシーズンではうってつけの雨ガッパだと賞讃されていた。
村老人クラブの文化作品展は毎年いくつかの新発見、ユニークな作品が登場する。「今年は何があるかな?」と楽しみに参観に訪れる村民も多く、恒例となっている展示会には毎年三千人余りの参観者でにぎわっている。
※写真「恒例の老人文化作品展、2000点余りをズラリ展示」は原本参照