広報よみたん 55/9 No.248
人口
昭和55年6月末日現在
世帯数 6,085戸
総数 26,592人
男 13,139人
女 13,453人
役場-09895-8-2201
消防-119:8-3933
発行:読谷村役場企画課
待望!村総合福祉センター堂々オープン 昭和55年8月29日
村民福祉・文化活動の拠点づくりとして注目され建設が進められていた「村総合福祉センター」は八月二九日午後二時、華々しくオープンし、二十一世紀に向けた諸活動の殿堂として広く村民に利用されることになった。
村総合福祉センターは本村が目指す未来像「人間性豊かな環境・文化村づくり」の活動拠点と目され、村民多年の願望は昨年十月十二日の起工式でもってその夢が実現、完成が待たれた。二十一世紀に夢と希望を育む同センターの建設は全村民から大きな期待が寄せられ、村民文化・福祉活動の殿堂として位置づけ工事は進められた。(広報No.二三八号参照)
村総合福祉センターは座喜味二九七五番地、村運動広場に隣接して敷地の面績は二千七〇〇平方メートル。建築構造は鉄筋コンクリート造二階建で、延べ面績は一千六百三十七・八平方メートルである。工事の施工は設計部門は永田建設事務所が担当し、建築工事は仲本工業、給排水空調工事は共和工業、電気工事はアート電水工事社、外構工事は長浜土建、石積工事は与久田一氏により企業別、分業で工事は進められ、昨年十月十五日着工、昭和五五年五月十五日をもって竣工していた。その間、内部備品等の整備等が進められ、開館に向けその準備が急がれていた。
同センターの建設にはかってない多額の予算が注ぎ入まれた。建築資金は三億一百五十四万四千円。その内、村補助金が一億六千九百二十八万円四千円、日本自転車振興会補助金が一億二千二百二十六万円。それに県補助金一千万円でもって工事は進められた。一方、内部備品の購入資金については村内外から多くの善意が寄せられた。資金の調達は村内戸別寄付金と内外の篤志家による寄付金でもって、その額は総額三千五百七十一万円に達した。備品の購入は大ホール用腰掛六〇〇脚はじめ、二五種類の備品を購入し万然な運営体制を整えている。
村総合福祉センターの開館により、これまで手狭だった諸々の催し会、発表会にはうってつけの殿堂になっている。また、中研修室では宿泊研修も可能で正に地域文化・コミニュケーション活動の拠点として、二十一世紀に向けた新しい村づくり活動の拠点、その殿堂として全村民から大きな期待が寄せられている。
(関連記事五~七頁)
※写真は原本参照