にぎやかに十周年記念区民大運動会-字古堅区-
灼熱の太陽、我が沖縄は残暑きびしく夏本番を思わせる。本土では多雨、涼夏に悩まされている反面、逆に我が沖縄は降雨少なくカラカラ天気で膚も焼けつく異状気象になっている。
八月十日「夏本番」本村各地において夏恒例の区民大運動会が開かれ大にぎわいしていた。ここ古堅区(池原元吉区長)でもこの日午前十時から新設校「古堅南小学校グラウンド」において十周年記念大運動会を催し大いににぎわっていた。
会場となった古堅南小グラウンドは土の香りも真あたらしく、その中で全区民が参加し、各班対抗でゲームに競技に楽しい一日を過ごしていた。同区の運動会は区民の融和を図る運動会と知られ、幼児から老人にいたるすべての区民が出場できる仕組み。
中でも、壮年の部による「ゴールマーミングラセー」(輪まわし)は三〇数年前の幼ない頃を思い出してか無心にゴールマーにとりつく壮年の姿は真剣そのもの。来賓として招かれた山内徳信村長もありし日のことを思い出し、飛び入りでゴールマーミングラセーに興じ、楽しいひとときを過ごしていた。
一方、区民総出の大つな引きは一本筋の大つなをソレ引けワッショイの掛け声が飛びかい、一致団結、区民融和の体の融れあいに汗みどろになって大つな引きが行われていた。