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1980年12月発行 広報よみたん / 5頁

スカッ!とはつらつ 村内童話・お話大会

スカッ!とはつらつ 村内童話・お話大会
 村PTA連合会主催昭和五五年度村内小学校童話大会が去る十一月十日午後二時から読谷小学校体育館で行われた。会場には四〇〇名近い級友や父母がつめかけ熱心に応援、各学校代表の童話が終わるたびに会場からは万雷な拍手が沸きたっていた。
 童話大会は村内の五つの小学校から男女二名の代表二〇名が出場し、低学年の部、高学年の部に分け童話を競い合った。
 審査は玉城繁子先生(古堅小校)はじめ、五名の先生方が内容・音声・態度・時間と多方面から真剣な眼差しで審査していた。
 一方、童話会は低学年の部から始め、トップバッターには古堅小学校代表の港川英樹君「なにがなまいきだ」を皮切りに二〇名の代表がつぎつぎに演壇に立ち堂々発表、場内から盛大な拍手を受けていた。それぞれの発表者は童話の演題に添って、ジェスチャーたっぷりに、体育館に響きわたる程ハツラツと発表していた。
 審査講評では(1)童話を自分のものにしている(2)動作の中でのジェスチャーが非常に良い(3)ことばのつなぎが良い。などいずれも各学校を代表して出場した話者とあって、審査員泣かせの名話者たちに審査にあたられた先生方は優劣をつけるのに汗をかいていた。
 尚、審査の結果は次の通り。
◎低学年の部
最優秀賞
 山内努(渡ケ次小三年)
 友寄しずか(古堅小二年)
優秀賞
 比嘉良紀(読谷小三年)
 山内麻紀(渡ケ次小二年)
◎高学年の部
最優秀賞
 上里源(喜名小五年)
 与那覇美和(渡ケ次小五年)
優秀賞
 山内昌太(渡ケ次小四年)
 松田江利子(古堅南小六年)
★……一方、中学校の部のお話会もこの日の午後二時から中央公民館ホールで行われた。お話会には古堅・読谷両中学校の代表八名が演壇にたち熱弁を振った。
 中学校の部は、それぞれの体験を通して感じたこと、思ったことを演題にとりあげ、鋭いタッチで中学生仲間に訴え、熱弁を振っていた。また、かけつけた二〇〇名余の中学生も熱心に耳を傾け、自らの体験を基調にした発表者の演題に深い感銘を受け、その都度熱心な拍手が沸き立っていた。
 中学生の部の発表第一番手には読谷中学代表の知念勝政君が「やる気をもとう何事も」の演題で話し、迫力ある話ぶりに場内は圧倒され熱気がムンムン。それぞれ発表者の演題は中学生にふさわしい題材が多く「責任」「未来」「やればできるんだ」といった身近かなテーマでもって発表し、会場の中学生仲間は身を乗り出して熱心に聴き入っていた。
 尚、審査の結果は次の通り。
※最優秀賞
 知名定司(古堅中学二年)
 知花美奈子(読谷中学一年)
※優秀賞
 伊波貢(古堅中学一年)
 大城美和子(読谷中学一年)
 (写真)ジェスチャーたっぷりに童話を話し会場からは万雷な拍手を受けた。

※写真は原本参照

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