読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1980年12月発行 広報よみたん / 5頁

雨にたたられた第6回よみたんまつり それでも意気盛んに万余の人の波

雨にたたられた 第6回よみたんまつり それでも意気盛んに万余の人の波
 郷土色豊かに第六回よみたんまつりが去る十一月十五日~十六日の両日、村総合運動広場を主会場に総合福祉センター、村立民俗資料館の三会場でにぎやかに開かれた。
 まつり初日は村総合運動広場で前夜祭が開かれた。この日は時折り小雨がパラつくあいにくの天候。それでも多くの参観者が押し寄せ「おらがムラのまつりだ!みんなでワッショイ!」まつり気分を大きく盛り上げていた。その中をごうごうと夜空に輝くレコレーションライトの中に出店が軒を並べて立ち並び、勇ましいかけ声と其に各出店とも多くの参観者でにぎわっていた。
 読谷まつりは「手づくりのまつり」「村民参加のまつり」と知られ、郷土色豊かさがひときわめだつ。ことに居並ぶ出店の中にあって、本村名産の「読谷ピイマン」などの農産物コーナーをはじめ、ふる里の味コーナー美味で有名なソベからまちポーポー即売コーナーなどは大盛況を呼んでいた。一方、座喜味横田屋原一帯にオープンした「やちむんの里」の読谷壷屋焼も出展即売され、雑器を中心に飛ぶような売れゆきにうれしい悲鳴をあげていた。
 前夜祭は時計の針が午後八時を回った頃最高潮に達した。まつり気分に酔いしれる中を、南の空にド~ンと七色の花火が連続して打ち上げられ、会場は一瞬「ワァ~きれい」と大きな拍手しつぎからつぎへと打ち上げられる華麗な花火にくい入るようにみとれていた。また、特設舞台では民謡あり、カラオケ大会ありで大きくにぎわっていた。
 まつり二日目は心配された天候が的中、昨年に続いて今年も雨にたたれたまつりになり関係者をガッカリさせた。それでも多くの参観者は小雨のあいまをぬって居並ぶ出店や農産物展示会場に足を運こんでいた。雨足は午後に入って本降りになり、午後三時過ぎ主会場は残念にも閉会を余儀なくされた。
 一方、第二会場の村総合福祉センターでは予定通りのプログラムを消化。古典音楽発表、民俗芸能発表、演劇発表に押すな押すなの大盛況を呼んでいた。
 また、第三会場の村立歴史民俗資料館での特別展「わたしの宝物展」会場も大にぎわい。
 尚「わたしの宝物展」は十二月二五日まで一般公開されます。まだご覧になられてない方はお早めにおこし下さい。(写真)二年つづきの雨の中の読谷まつり。それでも万余の人の波。

※写真は原本参照

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