「ワァ~きれい!」こうばしい菊の香り参観者を魅了-第一回読谷菊花展-
読谷菊花同好会(天久武雄会長)主催による第一回菊花展が去る十一月二九日三〇日の両日村中央公民館ホールで開かれた。
会場には会員が丹精を込め育てあげた菊花二〇〇点余りが会場狭しに展示、訪れる参観者の目を楽しませていた。
読谷菊花同好会は今年四月結成したばかりの新生同好会。同会には現在、十八名の会員がいてそのほとんどは菊花の美しさに魅了された初心者が多く、はじめて菊花づくりに手を染める会員で構成されている。毎月定例会をもち、技術交換を行う一方、年間三~四回先進地での菊花づくり研修会を行っている。
第一回菊花展には全会員が出展、もち寄ったそれぞれの菊花を観賞交換しあった。出展された菊花は一鉢に百輪以上を咲かせる豪快な千輪立をはじめ、玉づくり、福助づくり、盆養、懸崖など約二三〇鉢。今が見ごろ、咲きどころとあって会場はこうばしい菊の甘い香りが一面に漂い、参観者をすい込むように会場へ招き入れていた。それぞれの参観者は一様に観喜、菊花づくりの手ほどきを受ける姿も多く見受けられた。また、同展には波平区老友会からも特別出展され、菊花展を一段と盛り立てていた。
尚、審査も同時に行われ、次の出展者に各賞が受与された。
◎村長賞(千輪立)農協長賞(福助づくり)議会議長賞(玉づくり)の三部門は松田昌次氏(宇座区)が独占、教育長賞(三本立)には新城正雄氏(波平区)沖相互銀行読谷支店長賞(盆栽)には天久武雄氏(波平区)がそれぞれ受賞に輝いた。
会場いっぱいに菊花の香りを漂わす第一回読谷菊花展。二三○鉢余が出展された。
※写真は原本参照