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1981年2月発行 広報よみたん / 10頁

火災すべてを灰にします 昭和五十六年出初め式 街頭パレードで注意を喚起

火災すべてを灰にします 昭和五十六年出初め式 街頭パレードで注意を喚起
 新春恒例の村消防本部による出初め式が去る一月六日に行われました。
 出初め式は防災祈願年頭行事のひとつです。この日は朝十時から伊波宗盛消防長以下四十八名の消防士・消防団員が勢ぞろいする中に「火災ゼロをめざし」村内防災祈願パレードを行い、街頭から火災発生注意の喚起を呼びかけました。
 引き続き午後一時から読谷小学校グラウンドにおいて、恐ろしい火災から村民の財産を守る決意もあらたに、日頃の防災訓練の成果を披露いたしました。式典には、村議会議員、各区区長、村内各小中学校長など多数が参列。その中で山内村長、伊波消防長、棚原消防団長による服装点検、巡礼が行われました。そのあと、消防団員による火災を想定した、実践さながら消火訓練成果の披露も行われました。
 一方、消防士によるレインジャー救助訓練の披露は、消防本部庁舎裏に場所を移し、手に汗を握る訓練披露に参列者は一様に興奮の連続。たとえ訓練とて一歩誤まれば消防士の一命をも危ぶむ救助訓練の披露、本村のファイヤーマンと知られる消防士たちの身軽さは忍者ごときでさすがでした。
 また、引き続き開かれた式典では、過去十七ケ年消防団員として活躍、永年勤続退職者として新垣生雄氏が消防庁長官より銀杯報賞の授与を受けられました。

※写真は原本参照

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