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1981年3月発行 広報よみたん / 2頁

交通規制にご協力下さい 古堅南小学校の通学路確保

交通規制にご協力下さい 古堅南小学校の通学路確保
 古堅南小学校の新校舎への移転に伴い、これまで対面交通だった古堅南小学校へ通ずる主要道路の一部が一方通行へと交通規制されることになりました。
 交通規制は去る二月十六日から実施されています。これは新しい学校へと胸はずませ、登校を急ぐ子供たちを交通事故から守り、児童生徒の交通安全を確保するためのものです。
 一帯の道路は生活道路として広く利用されています。モータリゼーションの時代に反映し、朝夕のラッシュ時には毎時五○○台余りの自動車が往来するといわれます。併せて幅員が狭く交通事故多発地帯だと恐れられています。
 その中で、嘉手納警察署は子供たちの登下校時の交通安全確保のため、一帯を交通規制地域に指定する旨、沖縄県公安委員会に進言、二月十六日をもって一帯は交通規制地域の対象になったものです。
 交通規制の対象となる地域は下図の通りです。まず一方通行の規制を受ける道路は
◎(A)地点、古堅区仲本商店前から(C)地点、大木公民館までの一、一八○メートル。
◎(B)地点・古堅南小学校裏門前三叉路から(D)地点大湾区運動広場前までの四七○メートル。
◎(E)地点・比謝交差点前の与久田商店から(F)地点・大湾公民館横までの四九三メートル。以上の路上については「一方通行」の規制道路になっています。一方通行地域の道路は左図矢印の方向へのみ進行することができます。
 また、駐車禁止地域は、一方通行区域の全路上をはじめ、(D)地点から(F)地点を通って(G)地点まで。大木①地点から比謝交差点前の(E)地点まで。以上の路上については全面駐車禁止になっています。
 交通規制地域、中でも一方通行地域は児童生徒の安全通学を最優先にしています。また、道路側にはガードレールを設置するほか、古堅南小学校裏門前の三叉路には信号機も設置されます。ことに同地点には県下でははじめてのスクランブル歩道のシステムが採用されるという画期的なものです。
 スクランブル歩道はこれまで大都市園で設置され、短時間で大勢の人が横断できるという利点があり、登下校が集中する時間帯は児童にとって、より安全に道路を横断することができます。
 ともあれ、広い範囲における交通規制、生活道路での交通規制は多くの村民に不便を与えるものです。だが、児童生徒の安全通学を確保するには一帯の交通規制はやむなきことだといわれ、嘉手納署では村民の理解とご協力を呼びかけ、事故のない明るい村づくりにと、交通規制への協力を呼びかけています。

※写真「ここから古堅南小学校方面へは通りぬけできません」、地図「規制対象となる主要道路」は原本参照

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