平和な一日をつかみたい 古堅小6年・伊波いずみ
「今日ね、学校の近くにパラシュートが落ちたんだよ。」というと「大変だったわネ、大さわぎだったでしょ。」と母の声。
先生は、あと少しで古堅小学校は大変なことになりよった。としんけんな顔で話していました。古堅小学校にパラシュートでも落ちたらケガ人が何人でたことだろう。かんがえるとゾッとします。なくなったたか子ちゃんのためにも、ひ害を受けた人々を一日でも早く安心させてあげたい。毎日が、ガタガタふるえていたのでは、平和な沖縄県、住みよい沖縄県といえるだろうか。それでは、毎日が戦争だ。このままでいると、あと何年いや何ケ月かしたら、きっとめいわくになるばかり、そんな私達を救ってほしい。いつまでも、アメリカさんの言う通りにはなれない。
私たちの古堅小学校は、花も大事にし、え顔いっぱいの学校だが、一つだけかなあみの周りに学校がある。かなあみの周りに住んでいたら、まるで、ろうやの中みたい。悪いこともしてないのに、少しざんこくではないだろうか。かなあみがなければ畑だってたくさん作れるし、家も建てられる。だのになぜ、なぜなの。なんのために土地をうばうの。アメリカさんはちゃんと大きな国があるはずなのに。こんな米つぶみたいな土地をよくばりしているみたいで、私は時々はらがたつ。早く土地を返して!早く私の、いや沖縄県の人々の気持ちを分かってほしい。いち早く平和な一日をつかみたい。
※写真「伊波いずみ」は原本参照