読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1981年5月発行 広報よみたん / 9頁

はつらついちねんせい

はつらついちねんせい
○……新学期が始まって早やひと月たちました。新しく小学校の門をくぐった”ぴかぴかの小学校一年生”たちは、新しい先生、新しい友だち、新しい教科書など”新しいづくめ”に戸惑いを感じる一面も。そんな中でも、そろそろ学校のふん囲気にも慣れ、教室で、グラウンドで明るい笑顔をみせて、ワイワイガヤガヤの学園風景です。だがお勉強ともなれば授業科目が多く、びっしりつまった一日の時間表はこどもたちにとって、ちょっとシンドイようです。
○……なかでも固いイスでの長い時間の授業はひときわ苦になるとみえ、授業中あちらこちらで腰を浮かす子もいて、なかには堂々と大きなアクビで無言の抵抗をみせる子もみられます。ここは先生たちも心得えたもので、子供たちの様子をみて中途で臨機応変に教授法を変え、子供たちに学ぶよろこびを味わすのはお手のもの。そこには決して”見切り発車”的な授業風景はなく、まずは「楽しい学校」「わかる授業」のはつらつ新一年生の姿が見られます。
◎……一日の日課-。子供たちにとってとりわけまちどおしい時間は給食の時間ではなかろうか。四時眼目終了のベルが鳴り響くと共に「ワ~イ!給食の時間だ!」と元気のよいところをみせます。なかには給食の時間だけ人一倍元気の良いところをみせる子もいて先生を苦笑いさせるひと幕も。
◎……ともあれ、人生の関門ともいえる小学校新一年生。ぴかぴかのいちねんせいは、これから幾多の試練に耐え、りっぱな大人として成長し、明日の我が村を担うことであろう。

※写真は原本参照

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