子供たち憩いの広場完成に大はしゃぎ 大木児童公園開園
本村五番目の本格的な児童公園、大木児童公園の開園式が去る五月二十三日午後三時から園内広場で行われた。この日は梅雨時期とあって、どんより曇った悪天候、それでも開演前には時折り強い日差しが差し込むめぐまれた開園日和になった。
開園式は、まず糸村昌明大木区長、玉城玲子児童代表、山内徳信村長が紅白のテープにはさみを入れ堂々開園、テープカットを見守った地域のこどもたちは格好の遊び場ができたと、大喜びだった。
子供たちの健全な育成を願って整備された大木児童公園は昭和五五年度事業で完成した。同児童公園は、徳武者一帯の見晴らしの良い高台にあって、面積は三七六○平方メートル。その中に四連ブランコ、スベリ台、低鉄棒、砂場などの遊戯施設をはじめ、休養施設のベンチも随所に置かれている。また、園内にはホルトノキ、クロキ、ハイビスカスなども植栽、あわせて一面、緑の芝が敷きつめられている。地域の父母たちは「もう安心です。これまで子供たちの遊び場が少なく、路上での遊びで危険がつきまとっていた。これで路上遊びもなくなり、子供たちの人格形成の面でも児童公園の果たす役割は大きいと思う。みんなの公園として大事にして行きたい。」と話していた。
大木児童公園は去年十月三十一日着工され、今年の三月末日竣工したもの。工事の施工は福地組(福地裕吉代表・嘉手納町在)によって進められ、総事業費は五千一百五十七万七千円。その内、二千四百八十八万八千円は国庫補助によって進められた。
尚、本村における公園計画は着々と進められている。児童公園はすでに五ヶ所に完成、今年度は牧原児童公園が造成されるはこびだ。また、楚辺児童公園は今年度で用地買収を終え。次年度で事業施行の段取りになっている。一方、座喜味城跡一帯の公園計画は遠大なもので、すでに前年度で八三○○平方メートルの土地を取得、年次計画で整備されることになっている。
※写真「大木児童公園堂々オープン」は原本参照