読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1981年6月発行 広報よみたん / 8頁

1人1人が節水を6月1日から水道週間 屋上タンクの管理について

1人1人が節水を 6月1日から水道週間
 蛇口をひねれば、好きなだけ水が出る-。
 そんな便利な生活の中で、私たちはとかく水道の水の貴重さを忘れがちです。
 しかし、その水をつくり、家庭に家庭に運ぶまでには、ばく大な費用と労力がかかっています。ダムの建設、浄水場づくり、消毒用の薬品、導水管や配水管の設置、施設の維持・管理……数えあげればキリがありません。
 ところが電気やガスとちがって、水の使い方についてはあまり気にしない人が多いようです。
 家庭で、学校で、会社で、一人一人の工夫と努力で節約する余地は相当あります。
 たとえば、蛇口からポタポタ落ちるていどの漏水でも、一時間で一リットル、一ヶ月間で普通の浴槽で約四杯分にもなります。これが糸状の漏水になると、一ヶ月間でなんと、浴槽二十九杯分にもなってしまいます。
 日常のちょっとした不注意が、たいへんなムダを生むものですね。
 六月一日から「水道週間」が始まります。これを機会に、節水の心がけを今いちど新たにしたいものです。

屋上タンクの管理について
 近年、水道水が私達の日常生活に不可欠なものであるため本村の各家庭では、屋上タンクの設置が増えており、水道課では常に清浄な水道水を供給するよう安全確保に努めております。
 タンクの水は淀むことなく、たえず使用されているかどうか、また、泥やごみ、その他の微生物の浮遊が見られるような事はないかどうか。今一度確認して戴くと共にタンク内の清掃をして下さい。
 消毒されたきれいな水でも長い間使わないと飲めなくなります。また、皆様のご家庭には水道メーターや水道パイプが家庭排水につかったままの所がしばしば見受けられますので排水の流れを工夫されて、気持よい、安全な水道水の確保に努めて下さるようお願い申し上げます。
 万一漏水等の事故が生じた場合はすぐ水道課へ直接、又は、電話等でご連絡下さい。
 水道課 八-八八○○

※イラスト「アッ!漏水だ!水は大切に使おう」は原本参照

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