読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1981年7月発行 広報よみたん / 2頁

おごそかに慰霊祭2、108柱に追悼の意

おごそかに慰霊祭 二、一〇八柱に追悼の意
 ことしも六月二十三日がめぐりやってきました。沖縄県「慰霊の日」です。二十三万人の尊い人命が失われた沖縄戦が終って、今年で三六年目を数えます。
 本村でも先の大戦で二、一〇八柱の尊い命が失われました。肉親を失ない、兄弟を失ない、子供を失なった遺族の悲しみは、六月二十三日がめぐりくるたびに、新たな悲しみの涙がこみあげてきます。
 「慰霊の日」には沖縄戦終えんの地、摩文仁で沖縄全戦没者の追悼式が県主催で行われました。正午を期して一分間の黙祷をささげ、二十三万英霊に弔意を示しました。また、本村の各字慰霊の塔でも鎮魂祭が行われ、遺族それに多数の区民が献花や焼香をして追悼の意をささげると共に、二度と過ちを繰り返さ
ない誓いの香煙が漂っていました。

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