各集会への積極参加を 五分科会で活発な討議 -第十二同村社会教育振興大会-
望ましい家庭の人間関係をつくり、地域の連帯性を深め教育的機能の向上を図るにはどうしたらよいか。-を大会討議テーマとした第十二同村社会教育振興大会が去る六月十四日午前九時から村総合福祉センターで開かれた。
これは「目まぐるしく移りかわる社会情勢のなかにあって、社会教育の果す役割の見直しがなされている。このときにあたり、私たちは責任を他に転嫁することなく、それぞれの持ち場をしっかり守り、相互の連帯を深め相提携して、社会教育の振興を図り地域の発展に寄与する」ことを目的として開かれたもの。
同大会には教育委員会、子ども会、PTA、各公民館など約二〇団体から三五〇人の関係者が参加し、統一テーマのもとに五分科会に分かれ、活発な意見交換が行われた。
まず、午前の部は本会場になった二階ホールで全体集会が開かれた。村歌斉唱などにつづき村社会教育の概況報告があった。このあと、午前十時すぎから統一討議テーマをもとに、子ども会、青年会、婦人会、成人会、老人会の五分科会に分かれ、具体的な実践方法その実例を出しあい活発な分科会討論が行われた。
午前の部の分科会討議につづき、午前は全体会議が開かれた。そのなかで分科会報告、討議、宣言決議が行われた。分科会の報告では統一テーマのもとで討議されたとあって、より具体性に富み、これからの社会教育活動のあり方を求めた。なかでも子ども会討議では、子供文化の創造的発展にあって①子供たちは親との対話を求める②これからの文化ムラづくりの先鋒を担う。など、より具体的事例に添って分科会まとめの報告が行われた。一方、全体的なまとめとして、これまで十二回を数える大会にあって、話し合う方法論だけでは活かされない。地域での実践活動に移行してこそ、その成果をみることができる。とし、地域活動をより発展させて行くことのまとめがなされていた。
尚、今大会で社会教育関係功労表彰として個人の部で三名、団体の部で喜名教育隣組連絡協議会が表彰された。
個人の部は
嶺井巌氏(嘉手納町屋良出身)
新垣博文君(九歳)渡ケ次小
大嶺実清氏(陶芸家座喜味)
博文君は父親が以前から収集し所蔵していた貴重な民具七四点を同君の意志により、家族の同意をえて資料館に寄贈し、文化財事業に大きく貢献した。として表彰された。
※写真「社会教育のあり方を求めて活発な討論が行われた村社会教育振興大会」は原本参照