白熱した老人パワー 第四回ゲートボール大会 -高志保老人クラブ優勝-
寝食を忘れる程猛烈な人気を呼ぶ老人のスポーツ、ゲートボールは本村の老人クラブにおいても、ますます盛んで老人の健康づくりとしてブームを呼んでいる。そのなかで、村老人クラブ(喜友名正謹会長)主催の第四回ゲートボール大会が去る六月十一日午後一時から村総合グラウンドで開かれた。
同大会には各校区を勝ち抜いた十チームが参加、ときにはエキサイトシーンもみられるなか熱況を呼んでいた。熱戦の結果は、チームプレーに徹した高志保老人クラブに軍配はあがり、みごと初優勝を飾った。また、二位は波平老人クラブ、三位は楚辺老人クラブ(A)が上位入賞を果たした。
第四同村老人クラブゲートボール大会は初夏の強い日差ざしのなか、抜けるような青空に恵まれた絶好のスポーツ日程に恵まれた。選手団は各校区予選を勝ち抜いてきたとあってなかなかのつわものが総勢二〇〇人。なかには喜寿(八五歳)を迎えた福地蔡考翁(渡慶次)も出場、ステックを振りまわし、意気さかんなところをみせていた。
それぞれのチームはカラフルなトレパン姿にゼッケンとチーム名が鮮やかに映え、どのお年寄りも若々しくみえた。
大会は選手団に加え、各校区応援団も総勢四〇〇名というにぎやかさ。そのなかで二つのコートに分かれてプレイボール。ひとチーム八人構成の選手団は木製の球を追う目も真剣そのもの。たたいたボールが第一関門のゲートをうまくくぐり抜けると、こぶしを振りかざしヤッタ!とガッツポーズ。応援席からもヤンヤの拍手が飛びかい、にぎやかさ一番だった。
試合はパーフェクトプレーをみせる名プレーヤーもいれば、なかなかボールが思う方向に行かずドギマギするお年寄りも。「こんなはずではなかったのに」と練習のときの勘を呼び戻そうと考え込む選手もいた。
(写真)カラフルなユニホーム姿がよくにあうお年寄りたち。愛用のステックを片手に第一の関門をめざしGOのサイン。なかにはパーフェクトプレーをみせる老人もいた。
※写真は原本参照