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1981年9月発行 広報よみたん / 2頁

昭和55年度国勢調査 総人口二六、五一六人 一世帯当り四・四人 対前回比で九・四%の増加率 人口の推移(国調年次) 労働力 労働人口は一○、三二三人 第三次産業に61%

 昨年十月一日現在で実施されました第十三回国勢調査の結果の概要がこのほどまとまりました。その結果の概要によりますと、本村の国勢調査人口は二六、五一六人です。男女別では、男が一三、〇三二人、女が一三、四八四人で、女一〇〇人に対する男の割合は九六・六人、女性人口の割合が多い結果になりました。
 また、昭和五〇年国勢調査に比較いたしますと二、二八四人多く、五ケ年間の人口伸び率は九・四%のかなり高い伸び率になっています。
 人口規模からいたしますと、県内五三市町村のなかで十一番目にランクし、町村別では豊見城村につぎ二番目の人口規模になっています。

昭和55年国勢調査 総人口・二六、五一六人 一世帯当り四・四人 対前回比で九・四%の増加率
 第十三回国勢調査結果による人口は二万六千五百十六人です。これを前回昭和五〇年国勢調査に比較いたしますと、二千二百八十四人増加しています。この増加人口は喜名医と比謝矼区の行政区人口に相当し、五ケ年間で二つの行政区相当人日が増えたことになっています。
 人口増加率では、前回国勢の十三・二%には及びませんでしたが、今回の増加率九・四%は県人口増加率六・一%に比べ、かなり高い伸び率になっています。
 本村における人口増加の主な原因は、近年の車社会の到来によって本村は中南部都市圏の通勤距離の範囲内にあります。しかも、生活環境にすぐれ生活の拠点地として好条件下に位置します。そのなかで近年急速にベットタウン化が進み、村外からの人口流入は著しいものがあります。また、自然動態人口も著実に増加したことが高い人口増加率を見せた原因になっています。
 人口密度については、本村の総面積は三四・四八平方キロです。従って、一平方キロ当りの人口密度は七六九人で、県平均の二倍近くになっています。一方、県全体に占める人口割合は二・四%になります。
 つぎに五歳階級別年齢人口についてみると、一番多い年齢階層は五歳~九歳で二、九六八人、つづいて○歳~四歳の二、四九二人となっています。
 年齢別人口を三区分してみますと、年少人口の○歳~十四歳までの人口は八、二〇六人、生産年齢人口の十五歳~六四歳までの人口が一六、一八六人、老年人口の六五歳以上の人口が二、一二四人となっています。これを割合でみると年少人口が三○・九%、生産年齢人口が六一%、老年人口が八%になります。割合を昭和五〇年国調と比較いたしますと、年少人口が二・三%減少した反面、生産年齢人口は逆に二%の増加を見せています。そのことは、労働力人口の増加を意味し、本村の経済発贋の大きな柱になるものと注目されます。
 また、老年人口も○・三%増加し、八%台への高齢化社会へ拍車がかけられました。
 つぎに世帯の状況についてみると。
 昭和五五年国調における世帯数は六、〇四四帯です。前回国調に比べると八五九世帯多く、十六・六%の増加率になっています。これは、五年のうちに波平区と渡ケ次区の行政区世帯が増えたことになります。
 また、一世帯あたりの世帯人員については、四・四人で前回国調に比べ核家族化は一段と進んでいます。だが、沖縄呉平均の三・七人に比べ、まだ農村的家族構成も多くみられます。
 以下、グラフを参照し、本村の国調結果の推移をご覧ください。

労働力 労働力人口は一〇、三二三人 第三次産業に61%
 本村の十五歳以上の人口、生産年齢人口は一万六千一百八十六人です。これは、総人口の六一%にあたり、前回の昭和五○年国調に比べ一、八三四人増加し、十二・八%の増加率になっています。
 一方、十五歳以上の人口で非労働力を除く労働人口は一万三百二十三人です。その内、就業者は九、三五○人、仕事を探していた者は九七三人となっています。
 つぎに産業別でみる就業状況についてみると、第一次産業就業者は九六八人(十・四%)第二次産業就業者が二、六八七人(二八・七%)第三次産業就業者が五、六九四人(六○・九%)になっています。これを前

※グラフ「村人口の推移(国勢調査)」、「人口の推移(国調年次)」は原本参照

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