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回国調に比較してみると、第一次産業で二・五%減少した反面、第二次、第三次産業就業者は増加の傾向にあります。
第一次産業就業者は二〇年前の昭和三五年国調には五二・三%の高い水準でしたが、わずか二〇年間で四分の一に激減しています。逆に第三次産業は倍加し、経済大国日本の動きが顕著にみられます。
つぎに産業別でみると、第一次産業では農業が主で九六八人、漁業関係者は二八人にすぎません。第二次産業では建設業に一、九二二人、製造業に六七六人、鉱業に八九人です。第二次産業では建設業部問が主流で全体の二〇・六%を占めています。また、第三次産業についてみると、サービス業に二、六九七人、卸売小売業に一、八五八人、公務に三六一人、金融保険業に一四二人、電気、ガス、水道、熱供給業に八四人、不動産業に三二人の就業状態になっています。
※グラフ「産業(3部間)別就業者の割合」は原本参照