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1981年9月発行 広報よみたん / 5頁

新学期もガンバルぞ! ゆるんだ心をシャキッと引きしめましょう

新学期もガンバルぞ! ゆるんだ心をシャキッと引きしめましょう
 まつ黒に日焼けした顔を誇らしげに、元気な姿で登校してきた子供たち。幾多の想い出を胸に、四〇日余りの長かった夏休みも八月三十一日無事終り、九月一日から新学期が始まりました。
 猛暑がつづく長かった夏休みのなかにあって、子供たちは夏バテ知らず、まつ黒に日焼けした元気な姿で登校し、先生たちをホツとさせていました。そのなかで、子供たちは「さあ~新学期だぞ~がんばって行こう」と意気のよい一元気なところをみせていました。
 新学期を迎えた子供たちは、まっ黒に日焼けした健康なからだを自慢しあい、楽しかった夏の日の想い出にどのクラスも明るい声がはずみつばなし。日焼けした明るい顔からは、まつ白い歯並をチラリと輝かせ、満面笑顔で楽しそうに語らう子供たちの姿は、まさにさわやかそのものです」。なかには、長い休みのあまい陶酔からまださめきれない子も見られました。
 夏休み明けば、子供たちにとって、とかく気のゆるみがちなもので、子をもつ親にとっては、最も気をつけなければならない大切な季節でもあります。
 楽しかった夏休みの想い出は心の日記としてつづらさせ、新学期の学園生活は、心機一転して楽しく過ごさせる環境をつくりましょう。

新学期を迎える心がまえ
 ところで、長い休みの期間中子供たちの生活は、家庭中心の生活になり、ともすれば、生活のリズムが乱れがちになっています。その中で、新学期を迎えるにあたり次のことをよく注意し、反省しあい、長い休み明けでゆるんだ心をキシッと引き締めてあげましょう。
①夜ふかし、朝寝坊のくせはついていませんか。生活のリズムが乱れ不規則になっている場合には、一日も早く元の生活リズムに戻すように努力いたしましょう。
②休み中にいろいろ体験したこと、例えば観察、製作、栽培、飼育等については、趣味を育てる意味で継続するようにいたします。
③長い休み期間中に学習用品の紛失はありませんか。まず、総点使いたしましょう。

※父母の皆様へ
①二学期に入ると、まもなく運動会のシーズンになります。お子さんの健康状態や行動についてはよく観察いたしましょう。
②長期の休み期間中に友達が変っていることも多分にあります。子供の交友関係についてもよく知っておきましよう。
③お子さんの言動や行動に何か変った二とがありましたら、すぐ担任の先生に相談するようにいたしましょう。
新学期を迎えた子供たちは闘志に燃え、やる気充分でいます。その姿には親もびっくりする程で、我が子の変身ぶりに「目を疑う」ことも多々あります。しかし、時がたつにつれ「まあいいじゃないか」「マイペースで行こう」という子供が増え、「アラ!三日坊主」とため息をつく時がよく見られます。だが現実にふまえて”とても無利”と思っていてもできるところまでは”しっかり頑張って!”と勇気づけたいものです。
 ともかく、新学期に入って大事なことは生活のリズムを整えることが第一です。その中で、落ちついた気持で二学期を楽しく過ごさせてあげましょう。

※写真「真っ黒に日やけした顔!さあーガンバルぞー」は原本参照

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