私たちと国民年金
国民年金には、いま全国で二、七六〇万人が加入し、五八六万人が年金を受けています。この国民年金に加入する人は、農林漁業、商工業やサービス業などの自営業者、五人未満の事業所の従業員と、それらの家族です。
この国に住む国民で、これらの職域にいる人や家族は、厚生年金保険や共済組合などの被用者年金制度に加入していないときは、二十歳から六十歳までの間、必ず加入しなければなりません。
また、サラリーマンの奥さんなどは、希望して任意に加入することができます。
国民年金には、老齢年金、障害年金、母子年金、準母子年金、遺児年金、寡婦年金の七種類があります。
これらの年金は、物価に応じて改正する仕組みになっていますので、将来目減りすることがありません。
国民年金の保険料は、定額で一カ月四、五〇〇円です。保険料を納めることが困難な方には、免除の制度もあります。
国民年金は、みなさんのための制度です。みなさんの力でさらに大きく育てましょう。