商工業者の殿堂「商工会館」着工 諸研修の活動拠点に
村内商工業者の多年の宿願であった待望の商工会館(商工業研修等施設)がこのほど着工されました。
その工事安全を祈願する起工式が去る十月二六日午前十時から建設現場で行われました。式には、山内村長、安田助役はじめ、村商工会、工事請負関係者多数が出席するなかで、読谷本願寺の芝田祐正僧侶の読経によって、工事の安全祈願を行いました。供花のあと、山内徳信村長、山内義次山中組代表によるクワ入れ式をもって工事安全の起工式をとどこおりなく終えました。
商工会館は、村内商工業者の諸研修活動の拠点と目されるものです。村商工会(源河朝法会長)はこれまで借家住まいで商工業者の金融・経営等の相談指導を行っていますが、商工会館が完成することで村民の経済生活の向上安定に大きく寄与できるものと、完成に期待を寄せています。
商工会館は総工事費六千五百六〇万円を投じ楚辺二一八七番地(県道六号線沿)に建設されます。敷地の面積は一〇八六平方メートル。建物は鉄筋コンクリート二階建ての延べ三七一平方メートルです。一階には事務室のほか相談指導室、資料室。二階には八○名収容の研修室をはじめ会議室等が設置され、文字通り商工業者の諸活動の殿堂になるものと期待されています。
工事は、建物工事は山中組(山内義次代表)が四千八五〇万円、電気工事はアート電気(宇栄原宗春代表)が四四〇万円、除湿給排水工事は共和工業(仲程良松代表)が一千二七〇万円でそれぞれ請負、来年三月二〇日の竣工をめざして工事は進められています。
また、総事業費のうち、三千五五七万七千円は国庫補助、一千万円は県補助、三千二六五万円は村補助、九二二刀六千円は村商工会負担で進められます。
※写真「商工会館起工式」は原本参照