アンケート成人式 振り袖衣裳64%は借物 社会人としての自覚も新たに
ことしも四八三名の若人が夢を膨らませ、未知の可能性に向かって出立ちました。
「成人式は故郷で」というふる里志向は根強いものがあり、ことしも東京、大阪、埼玉などの就職先、進学先から多くの成人者がやってきました。若さではちきれんぱかりの式典会場は三一七名の成人者が参加して大にぎわい。出席率も六六%と良く、大人社会への出立ちを満喫させる成人式でした。
一方、主催者側では成人者の声を集約いたしました。成人者全員にアンケート用紙を配り、所定の設問を設定して記入依頼、約四〇%の回収率でした。その結果を紹介いたしますと、
(一)衣裳について
男性のほとんどは「新調」と答え八八%。女性はあのきらびやかな振り袖はほとんどが借用だという結果がでました。新調したと答えたのは二一%で、過半数の六四%は借用だという。やはり値の張る振り袖とあって、借りて間に合うのは借りる主義、ちゃっかりした現代ッ子たちでした。
(二)衣裳の値段は
男性の七五%は五万円以下で新調したと答えました。なかには三〇万円という男性も。一方、女性は三〇万円以上が圧倒的に多く八○%。また五〇万円以上もチラホラ。お金のかかる成人式の印象を深くいたしました。同時に借用の多い理由がここで明らかにされ、うなづけるものでした、
(三)はたちの声
やはり成人者としての自覚はめざましい。信念を強く頑張る、自分に厳しく、人性を努力する等々と………。ガンバレ。
※写真「きらびやかな振り袖衣裳、大人としての決意も高く」は原本参照